歯を大切にしよう!☆ほしぐみハート(4歳児)
6月4日~10日は『歯と口の健康週間』です。今回は、月刊絵本や製作を通して、歯の大切さについて学んでいきました。
〈ねらい〉
・口の中のしくみを知り、歯の大切さに気付くことができる。
・虫歯になる怖さを学ぶ。
・正しい歯磨きの仕方を知り、自分からしようする習慣が身につく。
「みんなのお口の中には、歯が何本あるかな?」の質問に実際に歯を数える子もいました。“子どもの歯は20本、大人の歯は28本あるよ。”と教えてもらうと「たくさんあるんだね!」と驚いた様子でした。「とがった歯がある!」「小さい形や奥に行くと大きな形の歯がある!」と教えてくれる子もいました。
普段あまり気にしない「歯」や「口」の働き、役割について知ることで大切さが感じられるよう、みんなで一緒に考えていきました。
歯の働きについて月刊絵本で学んでいきました。歯は食べ物を体の中に運ぶ前に、小さくしたりすりつぶしてくれたりする働きがあることを伝え、前歯、糸切り歯、奥歯それぞれの役割について知りました。「歯がなかったら、おいしい物が食べられなくなって、元気が出なくなるよ。」と伝えると、子どもたちは「どの歯も大事なんだね!」と改めて感じたようです。
◎虫歯にならないためのポイント!◎
1.歯を強くするものを食べよう!
こざかなやチーズには、歯や骨を強くする栄養がたくさん入っています。以前食育で学んだ3食食品群を思い出し、「好き嫌いせず食べる!」「ミルク飲む!」と答える子がいました。
2.甘い物の食べすぎには気をつけよう!
砂糖がたくさん入っているお菓子や飲み物を取りすぎていると、虫歯のもとになることを知り、「虫歯になりたくないから、ジュースは少しだけ飲む!」「チョコレート食べすぎたら、虫歯になっちゃうよね。」と普段の生活を見つめ直すきっかけになったようです。
虫歯について知ることで、「歯を大切にしよう」「毎日の歯磨きをきちんとしよう!」など、子どもたち自身が歯の大切さに気付くきっかけになります。実際に、正しい歯の磨き方を見ながら磨いてみました。何気なくしていた歯磨きでも正しい歯の磨き方でしてみると、腕の使い方が分からなかったり、歯の裏側を磨くことを初めて知ったりしました。
製作では、歯磨きに使うコップを折り紙で折ったり、歯をハサミで切ってのりで貼ったりしました。製作をしていく中で、「歯は上も下もきれいにならんでいるね。」と歯並びを意識して貼る子もいました。ハサミの使い方も慣れてきて安全に使うことができています。
最後に自分の顔を描きました。「虫歯になると痛くて泣いてしまうよね。」ともし虫歯になってしまったらということを想像し涙を流した顔を描いた子もいましたが、「毎日歯磨きをすれば大丈夫!」と“歯磨きを毎日しよう”という気持ちが伝わってきました。
その日から学んだことを生かし、丁寧に歯磨きをするようになりました。鏡で確認をしながら磨いています。もちろん最後のうがいも大切ですね。
これからは子どもの歯から大人の歯への生え変わっていきますが、どの歯もなくてはならないものです。園でも、正しい歯磨きが習慣づいていくよう見守っていきたいと思います。大人になっても自分の歯で食事ができるよう歯を大切にしていきたいですね。