ごっこあそびをしたよ ~にじぐみ3歳児~
1月から2月にするごっこあそびを楽しみにしながら、製作をしました。
子どもたちと一緒にしたいお店を考え、たくさんの案の中から
「ドーナツ屋さん」「アイス屋さん」
「フランクフルト、焼きトウモロコシ屋さん」
の3つに決まりました。
「したい!」「作りたい!」と張り切って作りました。
――――――――――――――――――――ごっこあそびのねらい―――――――――――――――――――――
☆自分のやりたいお店をイメージしながら製作をし、ごっこあそびに期待を持つ。
☆異年齢児や友だちとのかかわりを持ちながら自分の買いたいもの
したいことを言葉にして相手に伝える。
☆友だちと協力をしながら店員になったりお客さんを楽しむ中で
お金と物のやり取りをしながら社会の仕組みを学ぶ。
☆お店屋さんごっこ(買う側、売る側)の楽しさを
友だちや異年齢児に刺激を受けながら味わい楽しむ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
エプロンを着けて、気分はもうお店屋さん。
お客さんに声が届くように、「いらっしゃいませー!」と大きな声で呼び込みをしていました。
お客さんに「何味がいいですか?」「どれがいいですか?」と聞いて「お金ください!」
と、しっかり店員さんをしていました。
お店屋さんは1人ではありません。2人いたり3人いたり4人いたりします。
喧嘩にならないように友だちと順番にお客さんに対応したり
「○○くんはチョコアイス。」「私はイチゴアイス。」と役割を決める姿もありました。
それだけではありません。
友だちの姿を見ながら
「○○君がまだできてないから
次にさせてあげよう。」
と自分だけでなく、周りを見たり
気付いたりしながらあそぶ姿に
とても成長を感じます。
お店屋さんの食材が少なくなってきたら、返却口に取りに行きます。
お店に店員さんが残るように、1人だけ行くことを伝えました。
「いってきます!」
と元気よく友だちに伝えて返却口へ取りに行く姿、とても印象的でした。
お客さんとして、ほし組(4歳児)
そら組(5歳児)のお店も回ります。
初めてごっこあそびをしたときには
お店に行きにくそうな子どもたち。
しかし、4歳、5歳のお兄さん、お姉さんに
「ここはね、○○するんだよ。」
と寄り添って教えてもらえたり、
「お寿司が美味しいですよ」という声かけに
少しずつ惹かれるようにお店を周り
楽しむようになりました。
ごっこあそびを繰り返しあそぶうちに
いつの間にかお兄さん、お姉さんのお店にも
自分から行くようになりました。
そして、お兄さん、お姉さんのお店をまわって
言葉を吸収した子どもたちは
自分がお店に立つときに
「いらっしゃいませー!」だけだった声掛けを
「アイス美味しいですよー!」
「トウモロコシ焼きたてだよー!」
とアレンジをして客引きをするようになったのです。
大人が率先して教えなくても、子どもたち同士の中で、たくさんの学びがあったのだと思います。
ごっこあそびは、お店屋さんになりきって話す「コミュニケーション能力」や「想像力」が育ったり
お金と物のやり取りをする社会のルールを学んだり、言葉のやり取りが成長したり
みんなで協力してお店を回す協調性を育んだり、、、とたくさんの学びができる素敵なあそびです。
全体でするごっこあそびは終わりましたが
作った道具を使いながら室内で引き続き、楽しんでいきます。